コードギアス 反逆のルルーシュ 第14話

 胸が痛く感じたのは、ゼーガペイン以来でしょうか*1
 徹底的にマオに糾弾され逃げ場を無くしたシャーリーの心を救うため、父親の死に関する殺意には「ゼロ」の、恋に関する罪悪感には「ルル」の記憶を消す必要があったルルーシュですが、ギアスをかける際に発した言葉は
「ゼロに関する全てを忘れろ」
ルルーシュランペルージに関する全てを忘れろ」
のどちらだったのでしょう。
既にゼロ=ルルーシュが記憶の中で成り立ってしまった今、この二つの命令は全く同じ意味なのですが、たぶん後者であった気がします。ルルーシュという存在を、雪のごとく白く、誰であるかさえ分からない者と化し、ゼロとして修羅の道を往くために。
 
 他にはちょっとだけ気になったことをダラダラと書き留めておこうかと。全然まとめていないので理解不能かも(苦笑)。

「C.C.(以下C2)が喋っている相手」
 ・ルルのオヤジである皇帝という線はどうでしょう
 ・普通にギアス巫女集団の長?とかもありそうですが。
 ・実際「ラグナロクの始まり」発言から、皇帝が何らかのギアス能力者、もしくはギアスの存在を知っているのは間違いないようですが*2
 ・とすれば、誰から与えられたのか。ギアス付与者は今のところC2唯一人。
 ・「人は進化し続けるべき」が皇帝の本音なら、契約の切れたC2にちょっかいを出しつつ、世界を変えるために牙を剥くルルを監視し、野放しにすること事態、不思議じゃない気がします*3。それが父の愛なのかどうかは別にして(笑)。
 ・あっさりルルのピンチを知り、助けることができるのも、(今は一方的ですが)C2がギアス契約者ルルの思考をトレース可能だから、といった推測がなりたたないかと。 
 ・これらを前提に考えて話を進めれば、一人目の皇帝で失敗(権力を押さえきれずに×)、二人目のマオも失敗(愛情で縛ろうとして×)*4、3度目の正直(笑)であるルルが現在進行形(つかず離れずでの距離)ということになります。これも失敗すればC3(笑)?
 ・C2がクロヴィス皇子に捕らわれた経緯に関しては、皇帝が幽閉していたのを事故に見せかけて奪取隠蔽、という可能性もありますが、そうなると幽閉中に皇帝との間に出来た子供がいる(いた)かも知れないしで、そこら辺はC2の涙に通じるかも。
 ・でもランスロットを通して人を惑乱させる能力があるのに、あっさり捕まって研究資料になっていた矛盾点もあるので、なんとも不安定な存在なのですよねえ。わからない。
 ・新EDの紅い民族服装?はブルガリア辺りの服装のようですが。ラトキア?ですか?以外と物語ではポピュラーな地名のような。
 ・そういえば、「C2の願い」は「人の善意」に頼らざるを得ない儚いものなので、叶う気が全然しませんね(泣)。ギアスの契約条件が「ほぼ終わった人生だけど、生きて叶えたい願いがある者」だとして、その人が願いを叶えた後に他人の願いを叶えてから、「終わった状態」に大人しくもどるか否か。現状維持を望むだけの気がしますが。
 ・もちろんそれとは別に他のギアス付与者の駒(契約者)同士が壮絶なつぶし合いを行っているのかもしれません。
 ・そうなると100人以上の後継者達それぞれにジョーカーがあって、実はバトルロイヤル的なノリが...というパターンもありますね。こうなると幾らでも外伝が出来そうだ(笑)。
 ・でも元々が「王の力」なのだから「闘って、闘って、戦い抜いてぇ!」なガンダムファイト展開はは当たり前なのかもしれません(笑)。
 ・単に相手がギアス巫女団の誰かであった時は、虐げられし巫女達が住みよい世界へと改変するためにC2は動いていた、というあっさりとしたモノになるのですが、ちょっと素直すぎるかな。
 ・先のブルガリアwikiで調べるとユダヤ系の有名人も多いようで、弾圧にあっていたC2の過去にマッチしているようなしてないような。
 ・ナナリー。さらっと「ユーフェミアに会いたい」と言ってたあれは面白いなあ。仮にも異母兄弟姉妹なのに会ったことはない?のか、少なくとも名前くらいは...。ルル=ゼロの正体がばれる可能性としては、ヴィレッタに次いで高いかも(いや、さすがにルルが止めるか)...。
 ・シャーリーについてはちょっと希望を持っているんですが、その理由はルルギアスの効果とは「脳神経を組替えている」だけで、記憶を消すと言っても「線としての記憶」を消すだけで、「点としての記憶」は消えていないのではないかと思っているからです。
 ・ただ、ギアス発動時の作画を信じるのなら、なのですけど(苦笑)。単に演出や視覚的効果なのだーとか言われたら、全然なんですが。
 ・是非とも本筋、ルルへの思いの復活はあって欲しいですね。ダ・カーポのさくらもそうでしたが、故意であれ他意であれ、自分の醜い心の内を自覚した女の子は負けずに頑張ってほしいのですよ。
 ・スザク。言っていることは正しく理想論のはずなのに、心の闇がトラウマと共に見え隠れするので、台無しというか。いつも「お前こそその理想論を心の底から信じていないだろう?」という突っ込みを入れたくなります(笑)。
 ・オナニーナ。一体会ってナニをする気なのか。今度は握手した手を洗わずにイタス気なのか。メチャメチャ危うい存在なので画面に登場するたびナニをやらかすのか心配で心配で(笑)。
 ・ミレイ。婚約者は...落ち目のアシュフォード家を建て直すために必要な相手...ここで第2王子の出番か?
 ・マオ。泥棒猫。猫ってマオじゃなかったっけ?もしかして、もう一つのギアスは泥棒マオが盗んだのかも(笑)。
 ・「喝采のマオ」だけにルルの「目」に対し、「耳」がキーか?次回の対決では遊園地が舞台とのこと。ルルは騒音でかく乱して戦う...のかな?マオ退場の是非に関係なく、少なくともC2の最近の過去話が聞けそうで楽しみ。
 ・先にギアスを与えたC2が挑むようですが、マオはかつての弱点を克服しており、C2には劇は不可。考えることを読み取る能力はC2の過去をも読み取り、そこへルルが駆けつけるという流れかな。
 ・シャーリーを退場させる能力でありつつ、C2の過去話を紐解く能力でもある。話が綺麗に繋がりそうですが...コードギアス斜め上を行くので油断はできません(笑)。

*1:さすがにED曲も神な上にそのまま入るゼーガ演出には及ばなかったけども。シャーリーの撮った写真を一枚一枚フェイドアウトさせていって、最後に雪だけが残るとか。そんな演出だったら枯渇するまで泣いたのかも知れないのですが(誰かMADで作らないかな)惜しい。どうしても挿入歌とED曲が切り替わると、気持ちが切り替わっちゃうんよ

*2:98代にして帝國を拡大したというインチキぶりも引っかかりますw

*3:なぜマオと繋がっていないのか?それは偏執的でウザイからw

*4:マオに関しては囚われていた研究室繋がりで、セシルの身内に関する人物ではないかと思ったりもしたのだけど、少し飛び過ぎか。セシルは第2王子の下だし