ドラゴノーツ3話

 あうう、やっちゃった...。危惧していた以上に嫌なお話というか主人公にしてくれちゃって、まあ。
 この台詞回しじゃ、ジンがすげえ身勝手で嫌なヤツになっちゃうけど、それでいいのかな?と。自分でドラゴン形態を否定しておいて、飛び去る傷心のトアに「嘘つき」って何様ですか(苦笑)?いや、その前にトアへの攻撃に対し「止めろーっ!」と言っているのに(この時点で、「良い子じゃないか!」と喜んでいたんだけどなぁ...しょんぼり)なぜ怯えたのだ?やる事なす事、統一感がなさすぎます。
 もしジンを共感できるキャラに描きたいなら、「怯えてすまない」と謝罪を先にしておいて「だから待って」と呼びかけるくらいの素直さは持たせるべきだったと。
 話の流れとして、ここでトアと引き離す必要があるのなら、トアは軍の攻撃でジンに近づけず、さらに3機のドラゴンの追撃が...といった描写にすればいいんでないのかな、とか。トアに人とドラゴンの壁を思い知らせるのには群衆や軍に”バケモノ”呼ばわりさせればいいのだし。
 ジークリンデの第一印象がジンの本質を見抜いていた、元からそういうキャラクターだった、という事なのかもしれませんが...となれば、主人公に感情移入できない分、作品そのものへの好意度がかなり下がりますね。
 せっかくファイア、ウォーター、アース(サンダー?エアー?)、ブラックとメジャーなドラゴン(型兵器?)がお披露目だったと言うのになんだかなあ。次週の(あるなら)ジンの反省に期待したい所です。嫌な主人公はスクールデイズで終わりにして欲しいですよ、ホント。