プロレス

たまたま深夜プロレスを見ていると、ブッチャーが。まだ現役でしたかアナタ!
自分にとってブッチャーといえば、残虐ファイターうぃずフォーク。凶器に反則お手のモノ。ところがそんなイメージとは裏腹に、試合の方はあに図らんや*1、残虐の欠片も無い大人しいものに。しかし当然といえば当然か。今のブッチャーはフォアグラ体型。アヒルのおまるに長い足(そこは外人、腰位置高ッ)を付けたところで、運動量もたかが知れています。もちろん
解説者『ブッチャー、相手をすばやく捕まえ、凶器!血!狂気!血!狂喜!血ィー!!』
といった恐怖を展開できるはずも無く、同じ恐怖でも『この人下手に技喰らったら死んじゃうよ!』というジャイアント馬場的な恐怖の方を感じたり。
相手の西村というレスラーも地ッ味ーな選手で今一ぱっとしない。繰り出す持ち技(決めワザ?)も変。ブッチャーの手を(逆手に?)取って、コーナーポストに上り、何をするのかと思いきや、空いた手で祈りながらロープの上を隣のコーナーポストに向かって歩き出した。何?何のワザ?ちょっと?ブッチャーさんもなんで引っ張らないの?つないだ手を引っ張りゃ、西村がマットにもんどり落ちるのは確実ですよ?
解説者「出たあっ!拝み渡り!拝み渡りだぁっ!!」
はあ、拝み渡りですか。確かに片手は拝んでいるし、ロープの上を渡ってもいるね。ポカンとしている間に、2本目を渡り始め、おいおいコーナーポストを全部制覇して何するものぞ?と思いきや、いきなり1.5ロープ目で手を放し、ブッチャーにチョップを浴びせるっ!!
ペチッ。
...なんて切ない音。攻撃力に換算すれば約『1』?くっ、泣けてきた(T_T)。このカードを組んだやつは血も涙も無い男に違いない。まるで『定年間近でリストラ父さんinバトルロワイヤル。優勝者だけに職をあ・げ・る♪』みたいな。そんな哀愁漂うスロウリーバトルでしたとさ。

*1:思いがけず。どうしてそんなことを考えようか。