キル・ビルvol.1〜2

 今更見たんだけど...。これギャグ映画なんだよね?いやいや、世間様の評価がどうであろうと、全編爆笑して見ていた事実は変わらないのだから、尋ねたところで何が変わるというわけではないのだが。ヤンキーをベースに、ニポーン・チューゴク・オキナーワをかっこよく?勘違いし、チャンポンして、よーく?練り上げた上に、メキシコ(スペイン?)臭を仕上げに加えたと思われるこのキル・ビル料理。首飛ぶわ、腕飛ぶわ、足飛ぶわ、目ぇ引っこ抜くわ、残虐なシーンがえれぇ多いのだが、まずはネーミングで台無しに(笑)。半蔵ソード(カタナ?)ってなんだ(爆笑)。妖刀ムラサマ並みの勘違いなのかわかっていてやったのか。”毒ヘビ暗殺団”ってのも間抜けすぎて笑い死に(こりゃ訳のせいか?)。無理矢理日本語の台詞を喋らせるのもナイス(主に前編の方)。「KI、NA」や「YADDIMAINA!」など、殺伐とした雰囲気があっという間にお笑い空間へ。ヤクザの一員で気の弱い若造が「ワルイコネー!」と尻をぺんぺんされて泣いて帰るというのも本気でやっているのかわからんし、薀蓄たれる度にあごひげを”ファサ”っと撫で上げる師匠も変過ぎる。音の面では、ターゲットロックオンしたときの「ちゃっ、ちゃらっ、ちゃらっちゃー」。クイズ番組みたいでチョーウケ...こんな感じで全編突ッ込みどころ満載、ネタ満載。暇つぶしにはいいかも。
 そういえば、最後にビルを倒した五何たら心臓爆殺拳って北斗の拳っぽいよね?あっさり片がついて拍子抜けだったケド、それにしても外人に拳法は似合わんよなあとつくづく思った。