D.C.2 〜ダ・カーポII〜最終回

 うん、今秋始まったアニメの中で最悪な出来でしたね(苦笑)。天枷ファン以外には全く楽しめなかったのではないかと思われます。1話で感じた悪寒が、これほどまでに的中するなんて、いっそ占い師にでも転職しようかと。1クール使った当て馬ヒロインって、何処の種死ですか(笑)。
  D.C.が好きな自分としても、弁護できない程酷いアニメでした。そもそも話に全然絡んでこない二言三言キャラの方が、”恐らくは”ヒロインであるはずの小恋よりも上にクレジットされているのは何故なんでしょう?商業的な嫌らしさ、違和感がずっとつきまとっていたんですけど。
 誤解を招かないように言っておきますと、D.C.2をやっていない自分は、特にどのキャラのファンということは無いです。ただ、雑誌で読む限り、恐らく次点の人気であろう小恋をヒロインに据えていた事で、すっごく期待していたんですよ。人気キャラをヒロインにした方が商業的なリスクが少ないのに、それに反した行為をかます、ソコに痺れる(ry!てな具合に。
 でも結局、こんなオチ。いやはや、なんなのか、この気持ち悪さは。ああ!「暗闇にヤギを探して」の最終巻と同じなのか、これ。魅力のない主人公に、魅力の無いキャラ(天枷)がヒロイン(メイン)だったというオチ。この手の、作り手の自己満足系、不条理系オチに、とことん弱いんだなあ、自分(苦笑)。
 まさか伏線回収の第2期があるとか言わないですよね?(追記:4月からやるみたい(苦笑))個人的に、伏線や桜に関するお話(小道具)はどーでもよくて、キャラクターの感情面だけに興味があるわけで。例えば”小恋逆襲編”とかならかぶりつきで見るのですが、どうせ、クレジットからすれば、たぶん姉妹がメインになるのでしょうし、そんなありきたりの展開なら、流し見以外の価値はないと言い切っておきましょう(笑)。もうね、今回の話で小恋に感情移入してしまったら、余程の救済措置が無い限り、「駄カーポ2」のレッテルを剥がすきありませんし。
 小恋の友人二人もどうなのかなあ。お涙頂戴の猿芝居があまにり馬鹿馬鹿しく、そしてイタすぎて飛ばし見だったわけですが、少しでも小恋の味方をし、かつ義之を敵視してくれたんだろうか?それとも天枷効果でなし崩し?女の子の団結力ってそんなもんじゃないよねぇ。