最近はアニメイトで買った本を、会社の机に積んで、上司の隙を折を見てはカバーを付け、それから持ち帰る習慣が身に付いていたり。中には、部屋の片づけ、車の耐久性を鑑みて、わざと持ち帰っていないモノもあったりして、部屋同様、机上有効領域も減少中(苦笑)。どなたか図書館を恵んで頂けないものだろうか。

 最終巻。でも不幸。あまりスッキリしない。各登場人物達(特に近藤)は、もう少し上手く立ち回ればと思うけど後の祭り。やっぱり不条理相手では無理か。当初は少しだけシリアスな学園ゴーストバスターズ、みたいなノリを期待していたんだけどなあ。まあ、続くか続かないかわからないデビュー作の連作、電撃文庫では弱いジャンル(他は三上延氏ぐらい?)ということで、安易に恋愛モノやドタバタにもっていかなかったことが、ここまで続いた理由なのかも知れないけど。
 でもね?全13巻と随分長くつきあいはしたモノの、もう一度似た傾向の作品を出された時につきあえるかと問われれば、もう付き合いません(笑)。次作が楽しみですねぇ。

乃木坂春香の秘密(2) (電撃文庫)
 はぐらかしているのか、天然なのかはっきりしない、いわゆるエロゲーの如き超鈍感な主人公の表現が気に障るかも。たまに見せる男気も、この場はそうするべきだろう、というTPOを考慮した定番思考が多く、「春香*1の為に」という要素が薄いため、自分にとっては微妙に嫌いなタイプのキャラクターになりつつあったりして、それだけが心配。なにげに電撃帝王連載のキャラが出てきたりして、そういうリンクは褒めたげますが(笑)。イラストは前回同様極上。

*1:ヒロイン