カテナチオ、ヒデ引退

カテナチオ」が本来持つ意味を取り違えていたので、今度から自分が「カテナチオをやる!」といった時は「イタリア代表のような戦い方を目指す」という意味で捉えて頂きたく。
 さて、ヒデの引退に対してはやはり「残念」とか「次のワールドカップ予選まで続けて欲しい」という、全く自分勝手な願いしか思い浮かばない、というのが事実だが、今の日本サッカーに混じることが中田の人生にとって良いことだとは、これっぽっちも思っていない自分がここにいる、というのも事実。
 日本サッカーと中田の関係を表すのに、わざわざパソコンで例えてみる(笑)。
 世界各国の選手がOSにXPを搭載している。そして中田もそれに準じたOSとCPUを搭載していたと思う。ただLink先である他の日本選手のOSが、急に止まるMe(柳沢とかな)やロートルな98(宮本とかな)だった。これが一つ目の不幸。中田が予測を交えたパスを狙う。が、古いOS達の演算能力ではそこまでシミュレーションできず、逆に意味のない所にパスを送っているという不本意な見方をされたりする。これが二つ目の不幸。そして極めつけは、中田の電源OFF機能が90分+αに設定されていたのに対し、他の選手(三頭主除く)は40分だった。これが三つ目にして最大の不幸。せめて動いて(走って)いればまだ仕事が続けられたものを。他にもユーザーであるジーコが、使い慣れたOSをかわいがるあまり、新しいOSの投入、載せ替えさえ検討しなかったのも不幸の一つだったりするけど、何にせよ、全てがもどかしいまま引退することになった、のだと赤の他人である自分は勝手にそう思い、不憫さに泣くのであった。