D.C.II 〜ダ・カーポII〜11話まで
何にせよ、小恋が可哀想すぎて心が痛いという、視聴に苦痛を伴うアニメになっております。
それというのも、義之の言う事為す事が、”鈍感”を超え”不誠実”の域まで達しているのが理由です。
1話で感じていた杞憂が、最も嫌な形で具現化しつつあり、恋を育てる過程が長いのは大歓迎ですが、今回はその逆。すれ違い、壊れつつある過程が長いだけなので、ますます苦痛に拍車が掛かるという。
そもそも、対抗というか原因である、天枷が魅力的なキャラであれば良かったのですが、小恋より肩入れ出来るほど魅力が無い、というか皆無なのが大問題。
結局、義之の行いに呆れ、天枷の行く末にさほど興味が湧かないとくれば、焦点は小恋の哀しい境遇に当てるしかなく...どうにも見ていて楽しい気分になれない。
残り数話?もし、小恋が義之と幸せになるENDでも、そりゃ一向に構わないんですが、少なくとも義之にも数話分苦しんで貰わないと、納得いかないかな。そんな所まで主人公株は下がっております。
ホント、サブヒロインにかまけて彼女だけが蚊帳の外、って不誠実さ、スクールデイズの主人公並と言っても構わないんじゃないかなあ。ギャルゲがアニメ化した中では、かなり嫌いな主人公かも(ちなみに、一番好感度が高いのはななついろの石蕗)。
- 作者: 支倉凍砂,文倉十
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2007/12/10
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